【小学生の学年別】発達障害の特性と必要なサポート

小学校1年生

小学生になると、集団の中で活動する機会が増え、それまで目立たなかった特性が際立つようになりさまざまな困難が生じやすくなります。授業など長時間落ち着いて座っていられなかったり、周囲が気になって集中できず、授業が分からなくなったりすることもあるのが特徴として挙げられます。

特性は現れ方に個人差が生じやすいため、学校や塾の先生と連携をしっかり取りながら学習を進めていくことが大切です。

発達障害の専門の学習塾では、子どもの特性や学習レベルに合わせたサポートを行っているため、子どもが安心感を持って学習を進められることでしょう。

友達や周囲との人間関係で気持ちに変化が見られたり、意欲低下が起きて学習態度や生活態度にも変化が生じやすくなったりすることのある時期です。

1年生の国語や算数ですでにつまずいている場合、時計が読めなかったり、かけ算や九九が理解できていなかったりするケースが見られます。

発達障害専門の学習塾では、単元にさかのぼって学習サポートを行っています。成功体験を積み重ねながら苦手科目に挑戦するなどさまざま工夫しているのも特徴です。

小学校3年生頃になると、友達との関わりが増えてくる時期です。自我が確立し始め、「自分でやってみたい」「1人でできる」という考えを持つようになってくる年齢でもあります。

学習では、あまりの出る割り算や分数など抽象的な内容を学びますが、教室で一斉に習っただけだとなかなか理解できないことがあります。

生活や学習する中で、できていない部分ばかり指摘するのではなく、できているところを必ず褒めるようにして成功体験を積み重ねていくのが望ましいです。

中学年という学年は、生活面と学習面ともにトラブルが増えやすくなるためサポートが欠かせなくなります。

小学校4年生になると勉強の難易度が上がるため、授業についていけなくなる子どもが増えます。学習する内容が複雑化・抽象化するので、特性のない子でも授業でつまずいてしまうことが増えてくるのです。

スムーズに過ごせるよう、学校や塾の先生などと連携を取り、子どもの特性に合わせたサポートをしていくようにしましょう。

高学年になると、さまざまな場面で、下の学年の模範となる行動を取ることを求められます。クラスメートと話し合いの中で、自分たちで解決できるようになっていく年齢でもあります。

しかし、発達障害を抱えている場合、年齢相応の行動をとれず、さまざまなトラブルを起こしてしまうこともあるため、注意しなければなりません。

発達障害専門の学習塾では、つまずいてしまった箇所までさかのぼって学習を進めてもらえます。子どもの特性とペースに合わせて学べるのがメリットでしょう。

6年生と言えば、小学校生活最後の年であり、さまざまな学校行事が入ります。この学年では、中学校生活で自律した生活を送れるよう計画立案や実施、振り返りまでのサイクルの定着を目指していくようになります。

そして学習の難易度が上がったり対人関係が複雑化したりするため、特性がある子どもはさまざまな場面でトラブルを起こしやすくなるため注意が必要です。

自主学習がうまく進められなかったり苦手な単元になかなか取り組めなかったりする場合、専門塾の先生にサポートしてもらい中学校入学の準備を進めていきましょう。